枯葉のプール　作詞／作曲／編曲　サンペイタツロウ

ちっちゃな頃の夢を見たよ
秋の風がいい香りで
もみじは落ちていつもの道につもって
ひざまで沈む吹き溜まりは
まるで枯葉のプールみたいで
ふかふかしてさあ　やさしい気持ちになった

空にはうろこ雲　飛び交う赤とんぼ
からすが鳴いてる　もうすぐ陽が沈む

おなかがすいたから　眠くなってきたから
わけなどなくても家路につく

暑い夏もとうに過ぎて
今年もまた秋がゆくよ
子供の頃とはすこし変わったけれど
見ごろ終わって落ちた枯葉
ただ片付けちゃうの　ちょっとさびしいよ
お芋でも焼こうよ　焚き火でもしたらいいじゃん

過ぎゆく人生に溜息つくよりも
いが栗ころがして遊んでるほうがいい

からだが冷えたから　すこしくたびれたから
足早に今日も家路につく

灰色のビルの森　行き交う人の波　夕陽が照らしてる
もうすぐ夜がくる

こころがしょぼくれて　弱音がこぼれたら
笑いとばしてよ　ねえ　きみに会いたいよ
やるせないさびしさをひととき忘れたら
あしたにそなえて眠りにつく