進化論
君が深い海で泳ぐ魚なら
息を止めて底に潜ろう
呼吸できずに沈んでいっても
すくなくとも僕は今生きてる
初めて陸に上がった魚
そこには何があったんだろう
息もできずにのたうち回って
それでもここに居たいと思うものがなんなのか
たぶん僕等はきっともう知っているはず
進化論の向う側に陸に恋する魚の話
キリンの首はキスするために伸びてるし
僕は僕のためにこの体を作り替える
君によく似合う素敵なやつに
羽根が生えても何も不思議じゃない
君が空高く飛び回る鳥なら
イカロスみたいな羽根作ろう
太陽に焦がされてしまっても
生きやすいように生きてるだけ
飛ばずに陸を走る鳥
空には何がなかったんだろう
誰より高い場所を棄ててまで
それでもここに居たいと思うものがなんなのか
たぶん僕等はきっとよく知っているから
神様にだって予想のつかない進化論
パンドラの箱には未来だけが残ってて
僕は僕のためにこの体を作り替える
君によく似合う素敵なやつに
絶望なんてしてる場合じゃない
四十六億分の一にすら満たない今の積み重ね
要するに進化なんてぜんぶ後付の話
明日のことなんて知ったことじゃない
ダーウィンが見て見ぬふりした進化論
一足飛びに猿が人にだってなれるし
僕は僕のためにこの体を作り替える
君に愛される素敵なやつに
一億年もかけてる暇はない
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