ジャケット

息も絶え絶え、斜陽に翳る街
聢と月光の隨に
慮る間も無く正解に満ちて
思考を鎖して仕舞うわ

優しい不幸、痛ましい幸福
何時迄も知らない儘に生きて
誰も教えてくれないわ
私に必要が無い心らしいわ

徒然、沁みて外連の聲と
痴(おこ)だった諸人の征く末よ
其の陳腐な祝詞で救われるのなら
こんな苦しくはないわ

何時しか、こんな世界で大人に成って
私が私を忘れて仕舞うわ
眺めた空は茫然(ぼんやり)と
彼の日よりも濁って見えた

涙は枯れて、其の儘おやすみ、哀歌
奇麗と云う言葉だけが残って
心は今も朽ち続く
せめて、此の日々だけは嘘にしないでよ

喉の奥に絡まった此の聲で
味蕾は麻痺して仕舞ったから
古りて錆びた秒針が
標す昨日迄を置いて征った儘に

舂いた感傷に音を
酷く惨めで滑稽な歌を
白々(しらしら)明け小夜啼鳥に終幕を
私に寄る辺を

日々は敢え無く伽藍に満ち果てて
厭に鮮明な明日へ
私から見ればただひとつの
此の身体がどうも気に食わないわ

大人も子供も意味の無い呼び名
奥底、眠る心は無視して
誰も彼も等しいと云う
そんな嘘に満ちた言葉で泣いた儘の花は

記憶許りが積み重なって
心は身体から取り残されて
私が此処で叫ぶから
何処か切ない詩で笑え

はらりと舞って、其の儘おやすみ、残花
いつか見下ろした空へ落ちて征け
生きて仕舞えば苦しくて
どうか、静かな夜だけが在りますように

此れ、出鱈目なネオロジズム
溢れ絆されて仕舞って待ってって
今も酷く狂った世界から
忘れてみようか

何時しか、こんな世界も愛しく成って仕舞うかな
あんまり上手く笑えなくて、ごめんね

其の儘、悲しみ許り溢れて征く
全部が少しずつ暈けて仕舞う
衍文が揺蕩って満ちていた
こんな世界の隅で朽ち果てて仕舞うわ

悲しい夢も大人に成って
希望も詐妄も何処か寂しらで
其の儘、私が居なくなっても
変わらず世界は廻り続けるから

私は正しくは無いから
生き方も知らない儘なのだ
笑え、惨めなこんな命を
叫べ悲涙を、散った花束と、此の日々へ
おやすみを

息も絶え絶え、悲しいこんな詩
君は愛してくれますか?
希望に満ちた言葉は
今更、わざとらしいから捨てて征こうか

00:00 / 03:34

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ドロップダウンタウン/初音ミク off vocal

ドロップダウンタウン/初音ミクの off vocalです。

閲覧数:141

投稿日:2023/04/02 09:22:00

長さ:03:34

ファイルサイズ:3.3MB

カテゴリ:カラオケ/インスト

クリップボードにコピーしました