theatrical piece
空を濁らせ 嵐を孕む
聳える鉄床 火の粉を散らす
栗毛のたてがみ 気流に靡き
ひとの怒りに 麦もおののく(※)
熾天使の旗が 荒れ野をめぐる
刃の鏡に映る薔薇
崩れた街路にイデアは見えず
怒りの熾火がうつろに燃える
故郷に背を向け船に乗り
空と海の果てるまで
虚空の下で海路をたどり
異教の国に安らごう
クライストの小説「ミヒャエル・コールハ-ス」を基に歌詞をつくりました。
(※)は萩原朔太郎「公園の椅子」より
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