
「白羽のちょうちょ」
気まぐれな風に乗って 旅をしてた白い羽に
魔法使いがささやいた 「風の魔法をあげよう」
「色とりどりの世界の中 あなただけの空路を歩めるように」
僕は一人放り出された 七色の花咲く世界へ
そんな中で 僕と同じ白い君を見つけだした
ゆく当てもないこんな僕には こんな魔法は身に余るから
君にも分けよう 二人手を繋いで いま飛び立とうよ
重ねた羽が まるで蝶になって 空へ空へとはばたくように
日が昇る方へ向かって 私たちは飛んで行く
朝焼け色染まる翼は 新しい日々へと
確かに踏み出した 証さ
日が沈んだら 胸に刻んだ色を ひとつまたひとつ 夜空に灯して
その灯は まるで星座となって 宙に宙に夢を描くように
やさしさと愛とを重ねて 私たちは飛んで行く
風の魔法はもういらない 色とりどりの世界で
私たちだけの空路を 見つけたから
気まぐれな白い蝶は 今日も明日も飛んで行く
真っ白な1ページに 七色の虹を描くために
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