愛おしい世界へと生まれ落ちたら
何もかもが美しいと思っていた
夢見たアダムとイヴに思い馳せ　大都会東京　失楽園


街の灯暮れても　ギラつく瞳は隠しきれない　狼少年
消化も不良で　デパスはファッションじゃないんだけど　小脇に抱えて

碌じゃない歌　口遊めど吠えるよう
愛に苦悩　悩める現代は　毎度　船頭のお気に召すまま

パラノイアック・マシンガン　前へ倣い　今、乱れ撃ち
パラノイアックは死んだ　　　そして埋められ疼くよ
パラノイアック・マシンガン　在るか知らぬ　愛の虜さ
君は君はどうして　美味しそうな薫りなの


偶には物思い　行儀よく尻尾振るも
冴えた勘は　君を感じているよ


嗚呼　ごった煮のジャンクション　上手くいかぬ排泄よ
冷戦なる理性と本能が　牽制　然れども何も為せずに

先を譲る阿呆に　幸よあれと願う者なく
骨のような大都会　高層ビルの十字架
パラノイアックなシンガー　大層すごい曲を書くらしい
広告塔の天辺　僕なんか見えちゃないさ


さあ　すったもんだあっての　噛みつくような告白も
生憎、ノー　人生こんなもの　だから今日も今日とて銃口磨き

パラノイアック・マシンガン　前へ倣い　今、乱れ撃ち
パラノイアック・マシンガン　そいつが僕の名前さ
パラノイアック・マシンガン　愛しいほどにＩなき時代
僕は僕はこんなに　燻ぶれるパラノイア