(あれは確か、薄暗い雨の日だった。
レースのカーテン越しに窓の外を見つめる君が
なぜか遠くに行きそうな気がして。
僕は君を抱きしめたかった、奪いたかった。)
大したことではないよ、と
ただ少しだけ伝えただけなのに
どうにも上手くいかなくて 嫌になった
すれ違いの昼下がり
君が笑っているのなら それだけで十分だよ
愛することは難しいけれど それだけで満たされてしまうから
悲しい顔をしないように 僕は歌うよ 聞いてくれる?
出会った頃を思い出して 少しずつ前を向いて歩きだすよ
あの日、確か綺麗な三日月が顔を覗かせて
月明りを背に君は笑っていた
なぜかもう今日で終わりだなんて思った
僕は君にとって何だった? 確かめたかった
君が笑っているのなら 十分だったんだ
愛されることも難しいけれど それだけで満たされていたのに
ありがとうと言えたら きっと涙がこぼれ落ちてしまうよ
共に過ごした頃を思い出したら 嫌いになんてなれない
あれは確か 蒸し暑い夏の夜
夢の中のような 蜃気楼だったのかな
君のことは忘れたくない 忘れたくないのに
ちゃんと声は思い出せないんだ
君が笑っていてくれたら それだけで十分だった
愛していたのは本当で それだけは信じて欲しかった
悲しい顔は見せないよ ありがとうと伝えられたから
僕の中にいる君だけは 連れて行かないで
そっとしまって
00:00 / 03:25
君が笑っているのなら【off vocal】
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