【Synthesizer V AI 宮舞モカ V2】陽炎（オリジナル曲）

コンチ

【歌詞】
陽炎の向こう揺れる背中
夏の光が輪郭を染める
呼びかけた声は波に溶けて
届かないまま胸を焦がす

あと一歩近づけば
すべてが変わる気がした

夏の恋は嵐みたいに
心ごと攫っていく
通り雨みたいなその瞳
忘れたくても出来ないから

手を伸ばせば触れられそうで
遠くなる蜃気楼のよう
今だけでいい君の中に
私を映してほしい

夕立の匂い静まる街
濡れた髪から零れるしずく
見つめられるたび揺れる想い
名前より深く刻まれてく

願いが届くのなら
時間を止めてしまいたい

夏の恋は嵐みたいに
息を奪い駆け抜ける
花火の残り香が夜に舞い
切なさまで照らしていく

肩が触れて熱を分け合い
瞳の奥迷いが消える
もう二度とは戻れなくても
君を選び続けたい

たとえ終わりが来ても
消せないものがある
それは痛みじゃなくて
生きてきた証

夏の恋は嵐みたいに
私の中で鳴りやまない
遠い季節になってもまだ
あの日の熱を覚えてる

波音より深く刻まれた
心の奥のひとしずく
君がくれたこの光こそ
私の永遠になる