もう顔をみなくなってから
  やがて一年、過ぎ去ったね

  偶然の電話あったけど
  新年の挨拶あったけど

  もうそれだけになってしまったね
  でもそんなものだよね、切ないけれど

  最初の頃の私の生き方、だめだったよね
  どうにかして繋ぎ止めようとしていたよね

  前にいわれたことあったよね
  二人で一人前になるのではなくて、
  一人で二人分くらいにならないと・・・

  まさにそうだったよね・・・
  年相応ではないよね、それで片づけられるものではないね

  意味深な詩を綴り心配させたこともあった
  ごめんね、私はそのとき、返答を求めていた
  それは私が見つける答えだったのに・・・

  もうあなたが特別な人でなくなったということ
  ようやくわかりはじめた

  電話で胸中を聞くこともなく
  文でも日常の会話を覗かせるだけで

  って、私何をあなたにもとめてたんだろ・・・

  ようやく私、自分を見つけられたと思う
  今までと随分違う道に来たよ
  でもそれが間違いだと思わないし
  過去が間違いでもない

  私も変わったよ、多分あなたも変わっているだろう
  文から読みとれるのは昔と変わらないあなただけだから
  私はそれを過去のあなたに上乗せしているよ、そして
  あなたも私のことを同じようにしていることでしょう

  思い出は残っている・・・それだけで十分だよ
  連絡がないのはあなたが他に頼れる人ができたか
  一人で生きれるようになったからだよね
  私なしでいけるということだね?
  私はいつの頃からか、子供のように可愛がっていた
  それはおかしいと思い始めた

  離れてみないとわからないもんだよね
  そういうことって・・・すべてを
  ほったらかしにしてた私は今繕っている
  今までの残してきた物たちを・・・

  友達・・・居場所・・・思考・・・そして自分

  蔑ろにしてきたものたち・・・
  ようやく見つけだしてきたよ
  過去に落としてきたもの、拾ってきたよ

  感謝の気持ちだよ、あなたの全ての思いが
  その印として私は、あなたに
  相変わらずのなんてことのない
  年賀といえそうもない年賀を
  相変わらずののんびりで
  遅くにようやくだしたよ

  こっちはのんびりやってますよ
  では、お元気で・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

繋ぎ止めない文

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投稿日:2009/05/03 19:14:57

文字数:1,010文字

カテゴリ:その他

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