「生活に落ちる」
歌唱:CIEL
作詞・作曲・編曲:楽園市街
懲りずに、また扉の前に立った
立ち止まった儘空を仰いでいる
言葉は薄く溶けひかりを放った
髪を漉く風そよいだマドリード
吐き出す様に
身体は生活を落としていく
もう戻れないなら
斯の街で一番高い所に征こう
幸せな夢みたいに
病牀の上で目を醒ました
混濁の中に、日々が居る
捨て去る様に
リノリウムの床を汚していく
「もう分からない!」
眼を瞑っても、塞いでも
褪せることがないものを
現在、只管望んだ
離さないでいるなら
失くさないでいれるから
手に殘る、マイスリー
何処にだって征けるのなら
此処から逃げ出そう
たいしたきぼうも、
のぞみも、
ねがいも、
ぼくは、
もちあわせていないから、
これからの、
じんせいの、
すべてをあなたにあげるよ。
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