届きそうにも無い理想 抱え込んだ卑屈な愛と
吐き出そうとした時の息が重くなった気がして
求めていたものですら叶えようが薄れる価値は
沼のように溺れてくエゴだけ ここで駆け引きもやめようか
苦し紛れについた嘘も手放しで
熟れも今じゃ成れの果てのようで
気まぐれに交わした誓いで騙し合うなら空いたグラスも砕いて
ラッパ吹いて召されてりゃ夜が明けるまでずっと踊れるさ
痛みなど忘れてしまえよ まだ捨て切れぬ情があがいていようと
孤独に飛び込めるほど馬鹿なら喘ぐその声で引き戻して
隠していた心から芽生え出した憂いの全て
誤魔化そうが薄れてく日々に目を瞑っていようと
許し合えたあの夜の口をついた言葉も今は
飲み込もうが興醒めの始末だ ここで馴れ合いもやめようか
死にそびれの思いが浮かんだ花瓶を
ひとつひとつ並べてさぁ宴を
足枷に互いを纏って暇つぶしの余興ならもっと騒いで
フラついても花が散るまでは愛憎だって笑えるさ
記憶など失くしてしまえよ 冷めた感情なんて気付かないように
振り出しに戻れるのも今だけ ここまでの罪は引き剥がして
酔いも憂いもふかしたんだ 今日が終わらないように
何度触れたなら欲をかいたこの手を離せるの?
ずっと溺れてたこの狭い部屋も今さら見渡そうが
慈しみなんて失くなってくだけ
去り際に交わした誓いで涙も流れないならもっと笑って
誤魔化すのは得意だろ 爪痕すら残すなよ
酔い醒めに狂った昨日を吐き出そうが残った言葉が廻って
形なんて夢ばかり まだ子どもでいたいと願うだけ
月並みの苦しさじゃきっと騙せないから空いたグラスも砕いて
ラッパ吹いて花が散る 今だけこれまでの日々も愛せそうか
00:00 / 03:28
ご意見・ご感想