時間と共に 尽き行く光

 あなたに会えず 霞み行く

 枯れない様に 斃れぬ様に

 僕はきつく 根を張るから


 青々しい緑手は のびしろを知らず

 僕の胸から 離れ行く

 どんな花を咲かせるか どんな実をつけるのか

 夢見る今は いつまでだろう



 苦痛を知らずに育つなど

 お天道様は許しちゃくれない

 厳しい射光は痛いけど

 なければここまで来れなかった



 父の遺した僕たちは
 あなたを敬う子孫をつくる

 母が与える優しさは
 あなたが喜ぶ幸せを生む


 苦しい時は叫ぶから 泣きたい時は歌うから

 僕は死ぬまで 血を滾らせる

 
 今この瞬間


 心の鼓動が刻むリズムは

 はるか未来へ届いていくのだろう


 
 そうであるなら 僕はくたばるその瞬間まで

 轟く言霊を生み続けてやる



 命の行く先は また生まれる 愛しい誰かの鼓動へと





ライセンス

  • 非営利目的に限ります

命の行く先。


 今年の5月に亡くなった父を思って書きました。

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投稿日:2008/08/18 23:58:08

文字数:431文字

カテゴリ:その他

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