【KAITO】K【オリジナル完成版】

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望むことは何もないのさ
忘れ去られたっていいんだ
手を伸ばしてみたところで
なんにもつかめやしない

愛された記憶などないさ
きまぐれにつきあっただけだ
求められぬ今の僕には
歌うすべもなくて

哀しみは降り積もり
感情を消してゆく
いまはただ目を閉じて
聞こえぬ音に耳をすます

何のために僕はいるの
ガラクタにさえなれないまま
弄ばれてすぐに飽きられ
何もできずにうずくまるだけ

恋しいなんて感情はいらない
寂しいなんて感情はいらない

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とうに僕は気づいているさ
君がくれる音だけが
からっぽの世界を色で
あふれさせてゆく

切なさも孤独でさえも
君がくれるものならば
本当はなくしたくない
どんな痛みだって

哀しみは降り積もり
感情を消してゆく
でも僕は目を閉じて
聞こえぬ音に耳をすます

僕の心は君がこさえた
君の心の合わせ鏡だ
不器用すぎる僕の声は
誰にも見向きもされないけど

それでも僕はここにいるから
寂しい夜は思い出してね
心を込めて歌うから
世界でひとつの君の歌を
世界でひとつの君の歌を

寂しいときは思い出してね
僕はいつでもここにいるから

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