ガラスの靴の灰かぶり姫
王子がぞっこん白雪の姫

あの子もその子も憧れていた お伽噺のお姫様
でもでも皆さん忘れてませんか? 彼女達の過去の事
掃除に洗濯 ぼろをまとって 意地悪されてた辛い日々

天蓋ベッドに綺麗なドレス
豪華な食事に召使い

お伽噺の良いとこ取りした 欲張り少女は泣き出した
現実無視したうさぎの穴は 何処を探してもありません
「大人になんて、なりたくないよ」 ネバーランドにも行けないよ?



大変だ大変だ 学校 教科書投げ出して
飛び込んだ飛び込んだ 自分で作った落とし穴
「無ければそうだよ作ればいいよ」 
少女のデタラメ言い分に お伽の国の意地悪魔女が
「よく来た、せいぜい楽しんで」
にんまり笑う口元に 現(うつつ)の世界を映してた

高らかに高らかに 独裁 身勝手歌にして
進んでく進んでく 自分で作った罠の道
「まだまだ先なの諦めないわ」
意固地な少女の物語 お伽の国の呆れた魔女が
「あんたの足元見てごらん」
しわがれた声で紡ぎ出す 冷たい見えない鋼色




少女
「どうしてなの?おかしいわ。王子様もお城も何処にもない。
私だけの夢の世界は一体何処にあるの?」

意地悪魔女
「分からないのかい?愚かだね。小娘あんたにゃ分かっていない。
あんたは今まで何してた?難にもやっちゃいないだろう?」




可愛い服の哀れな少女
傲慢絶望鋭いナイフ

荒れ道知らずの甘ったれの言う 「お伽噺のお姫様」
さあさあどうする看板見つめ 雑草けらけら笑い声
暗闇 憂鬱 擦り切れた靴 乱れた髪の毛そのままに

汚れたブラウス霧雨の中
小人も王子も見つからない

お伽噺の避けてたページが 足首つかんで離さない
目の前広がる暗い森の中 王子もお城もありゃしない
「なんて事なのもうおしまいよ」最後のページに立つ少女



壊してく壊してく 自分 現実投げ捨てて
切り裂いた切り裂いた 涙で薄まる紅い色
「馬鹿よね私はろくでなし」
少女はまたまた泣き出した お伽の国の案内人が
「お家にお帰り、お嬢さん」
梯子を穴に立てかけて マーブル紅色拭いさる

上ってく上ってく 過ち 現実ひたと見て
謝った謝った 「欲張りしないわごめんなさい。
愚かな戯言おしまいよ」
懺悔も虚しく踏み外す 闇へ消えてゆく制作者
「創ってくれてありがとう」
案内人の独り言 犠牲者名簿の1番へ






大変だ大変だ 学校 教科書投げ出して
飛び込んだ飛び込んだ 少女の残した落とし穴
「願いが叶うよ夢の国へと」
犠牲者予定の無垢な子に お伽の国の意地悪魔女が
「よく来た、その足動かしな」
にんまり笑う口元に 現(うつつ)の世界を映してた




「1人の夢見な人間の、子供が残したナイトメア。私達はここにいる。
欲張りさんは大歓迎、いつでもお越し下さいな」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

童話牢獄物語

歌詞っぽい何か。その2
曲をつける能力がないので文章のみ。

閲覧数:45

投稿日:2012/10/21 21:38:41

文字数:1,231文字

カテゴリ:その他

オススメ作品

クリップボードにコピーしました