「帰り道」

あなたの手と私の手が　触れたままの帰り道
今日のことを憶えてる　あなたをもっと好きになっていいよね

夕陽に色を変える空の下　伸びる影
いつものように　あなたと駅まで歩いてく

私の恋　あなたは気づいているかな…？

今日あったこと感じたこと　小さなことも話しよう
ホームに二人並んで立って　あなたを隣に感じてたい　
列車の音に　声が少し途切れたのが　寂しいけど
もっとあなたの傍にいたい　歩き出す背中見つめてそう思った　

線路のリズムに揺られながら　話してる
時々触れそうになるのが　少しくすぐったい

嬉しくて切ない想い　届いてほしい

少し大きく電車が揺れて　あなたの肩に寄りかかって
「ごめん」って言って　気づいたら　その手をぎゅっと　握っていた
離さなくちゃって思ったけど　あなたも握っていてくれた
目を逸らして少し赤い　あなたの顔に　私も赤くなった

目が合って　握っていた手緩めたけど
離れずに絡ませてる指が　愛しい

あなたの手と私の手が　触れたままの帰り道
恥ずかしくて　でも嬉しくて　いつまでもこうしていたいと思った
あなたが降りる駅が近づく　もう一度だけ手を握って
少し長く目を合わせて　二人頷いて　小さく笑った

降りるあなたに「またね」って言って　一人電車に揺られてる
繋いでた手思い出して　胸がきゅっとしてまた赤くなった
伝わってた温かさは　きっとあなたの想いだよね
今日のことを信じてる　あなたをもっと　好きになっていいよね