第二音楽室のアリア offvocal
BPM:124
雨にうたれきらめく きみの頬なぞった日
僕らは青い時間にいた
脳を空気に晒すように優しさは急所だと
傷まみれ きみ 笑う
校舎の中立て籠る 音楽室の不協和で
僕ら世界を潰したかった
純粋は悪だろうか、とにかく君は傷ついた。
籠城はつづいてゆく
風は窓から頬を撫でて、「雨だ。」僕は校庭見下ろした。
包囲する街のモノクローム きみはピアノに向かった。
さよなら、僕らの麗し夏の日
音粒 雨粒 ミサイル降らして
(原材料:果糖 ぶどう糖 液糖
混入したコーンスターチ
アルコール0%で迎える夕暮れ
校舎に夜が塗る黒インキ 籠城は続く あてもなく
鍵盤を押す、教室の水面が波打つ
かつて君に借りた小説
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」
その2つ目に収録された「彼女のアリア」を思い出す
不眠の少年、虚言の少女の旧校舎午後の密会の話
その目的を除いては遠い話ではないと考える
“今夜は無数に月が出ている”そんな空想に花を咲かせる
午前3時 先は見えない
今夜で僕らは 終わりそうなんだ。)
不眠のまま、夜へ向かおう。時計に吸われ る音色。
初めての夜明かし、鍵盤に胸が鳴る。
破滅のふたり、午前3時。
「外泊。ちょっとドキドキするね。」
永遠に近い青い一瞬。
乗り込む大人達、バリケード破られた
さよなら、僕らの永い永い夜。
僕らは無力だ、世界にとって。
おのれをころすな 白い旗握るな
逃げるのをやめるな 祈りを奏でて
すべての悪意にミサイル降らして
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