ひたひたと満ちていく
想いの雫
その小さな一つ一つが
私に付着して
包んでいく

切ないくらいに優しい
泣きたいくらいに温かい

川のせせらぎのように穏やかに
海の波のように揺らめいて

優しく
優しく

私を包んでいく

頭の先からつま先まで
想いの雫が私を満たして

閉じていた目をゆっくりと開く

目覚めの光
眠りの漆黒

溶けて
藍(あお)になる

安らぎの藍に
…なる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

四年ほど前にローカルラジオで使って貰った詩です。

閲覧数:63

投稿日:2010/07/09 14:51:33

文字数:189文字

カテゴリ:その他

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