太陽が眠れば夜が訪れる
凍えそうな寒さと共に
荒れ果てたこの街も嘘のように
言葉さえも失っていた
闇に迷い酔いしれた獣は
月明かりに憧れながら
永遠に生きることの悲しみを
受け止め切れなくて
ただ泣いていた
愛されても愛せない
私はもう還れない
あなたの手を掴んでしまえば
壊れてしまう
この魔法が解ける前に
私の罪を許してほしい
澄み切ったあなたの瞳に
映るために
絵に描かれたような楽園を探す
黒く焼け焦げた街の中
暖かな光に抱かれていた
心は疾うに冷え切って
闇に迷い酔いしれた獣も
いつの間にか取り残され
目の前の現実に震えては
懺悔も許されず
ただ泣いていた
愛されても愛せない
私はもう還れない
あなたの手を掴んでしまえば
壊れてしまう
この魔法が解けてしまえば
私の罪も消えるだろう
どこへ行けばあなたの心に
触れられますか
私の欠片を拾って
優しく弔ってください
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