足音は遠ざかり
ドアの閉まる音が響く
世界から隔絶されたこの居室で
ここは平穏だと言うのですか
隣り合う足元に違う色が引かれてる
雨の降り続くケージのその向こうで
いつか海が溢れるまで
寂しさも悲しみも
全て星になって痛くない
空っぽの海に星が流れ落ちた
光のつぶて
いつか帰る場所を見つけた気がした
偽りの上に築いた場所で
雨が降る
雨が降る
雨が降る
雨が降る
海が溢れるまで
ガラスケースの中で生き惜している
未来なんて なにもないよ
寂しさも悲しみも
全て星になったその海で
眩しい光を
君に投げられて痛いよ
もう涙も 笑う声も
空白に過ぎてゆく日々も
空っぽの空に星を注ぎ込んだ
光のつぶて
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