風のない夜に
海に浮かびゆく月の道
静かに歩いてく
今ここにはふたりきり
夜(よ)を映す鏡
波間にたゆたう音たちが
軌跡を奏でては
星の向こうへ誘(いざな)う
絡む指先に反射する光は深海まで届いて
はざまで踊る鏡面世界に
空と海の境もなく
波の隨(まにま)に月の歌を
優しく眠れるまで囁きましょうか
ふたりの間に星屑が
落ちたら合図
海を軽やかに爪弾いて
月を目指しましょう
ふたりの音は途切れず
紡ぐこの先も永遠に
夜を泳ぐ月の魚たち
はざまで踊る鏡の向こうに
空と海の乱反射
夜の真ん中で泡になり
閉じこめた声を届けにいきましょうか
はじけるように響きあう
ふたりの歌が鏡にうつって
夜と月が混ざってく
波の隨(まにま)にとけた音も
いつかは結晶になっていくのでしょう
散りばめた声を集めて
歌がたゆたう夜
海に浮かびゆく月の道
奏でた軌跡たち
いつまでも泳いでいる
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ご意見・ご感想
catacleco
使わせてもらいました
この度は歌詞を使っていただきありがとうございます!
とても素敵な音楽にのせていただけて本当に嬉しく光栄です。
タイトルにつきまして、Linさんの方で候補はありますでしょうか?
こちらではいったん、
「月一夜」か「月夜奏」を考えてみました。
Linさんの考えられたタイトルがあればそちらを優先していただければと思います。
2021/03/04 09:35:49