『貴方のご想像にお任せします』

第一幕　なにこれ

昨日友達に貰った
淡い橙色の薬
辛い時に飲んでって
二錠ほど貰ったものの
怪しさが満点で
そもそもこれ違法じゃね？とか
なんて考えてたら
頭痛くなってきたな
プロフェンを
飲もうとしたのに
隣のそいつを
間違って飲んでしまった

第二幕　ここは

体が
優しい風に包まれて
何故だか
心がとても軽いんだ
目の前に広がる景色は
僕の理想郷だ
これからどこまで行こう
あの麓まで歩いてこうかな

今日も光目指して
一歩ずつとことこと
またとことこと
明日も光目指して
いつまでもとことこと
まだとことこと

暖かいのに冷たくて
綺麗なのに寂しかった

第三幕　半永久

錆び付いた霧が掛かる
これが孤独と言う事なのか
無限に続く夢に
僕は終わりを欲しがったんだ 嗚呼

第四幕　朝

いつもと変わらない朝だ
ずっと長い長い夢を
彷徨い続けてた様で
不思議と生存欲と
食欲が湧いてきたの
取り敢えず魔剤を飲もう
あの薬何？って聞いたら
あの薬何？って何？ｗｗｗだってさ
あれも夢だったのかな～
ま、気にしなくていっか