月は中天に座し
海は暗闇へと姿を変える

呑み込まれそうな深淵を覗き
人は何を視るのか
「私は……」

剣のように心鋭く
羽のように心軽く
そうありたいと願う
そうありたいと思う

月は中天に座し
海に映る姿は美しく儚く

呑み込まれていく どこまでも深く
上も下も分からない
(時すらも……)

夢のように惑う心よ
夢ならばせめて優しく
美しく流れる時の行方を
叶わぬ願いと知らぬまま

すべては夜空に消えゆく
ため息交じりの囁きを誰も知らない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ナイトウィスパー

夜の海を見て切ない気分になってみたり。
らしくない感傷に浸ってみたり。

海なんてしばらく見ていない海無し県の人がお送りします。

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投稿日:2008/05/09 20:32:20

文字数:223文字

カテゴリ:その他

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