A

何か 思い出している気がする
眠りに落ちる その瞬間

いつか 会わなけらばならない人
今はまだ目を合わせるだけ、で

B

ねえ 幸せだとか 不幸せだとか
そんなことより ずっと 遠くへ行こう

S

生涯ずっと鮮やかな風景を
この目に焼き付けに行こうよ
昨日のことも 忘れられるくらいの

浴びたんだ
記憶を全部埋め尽くす光と
抱えて歩き出す 痛みを

目が眩むほど 見えるもの

A

向後 ふらつくばかりの足跡
吐けば滴る 詩の葉

いつか 僕を見つけてくれる人
今はただ歌を歌うだけ、で

B

ほら 見えないものが 美しいのなら
瞼を閉じて 虹が湧き出す方へ

S

百年経って忘れても また会えば
火花が散るような 思い出を！
穢れたことは 無くしあったままで

暗室に
飛び込むように流れていく光の
フィルムに射してゆく 感光

目が眩むたび 見えなくなるもの

SS

ねえ どうか
生涯ずっと鮮やかな風景を
この目に焼き付けに行こうよ
昨日のことも 忘れられるくらいの

浴びたんだ
記憶を全部埋め尽くす光と
抱えて歩き出す 痛みを

目が眩むほど 見えるもの

目が眩むほど 見えなくなるもの

~~~

なにか おもいだしてる きがする
ねむりにおちる そのしゅんかん

いつか あわなければならないひと
いまはまだめをあわせるだけ
で

いま しあわせだとか ふしあわせだとか
そんなことより もっと とおくへいこう

しょうがい ずっと あざやかなふうけいを
このめにやきつけにいこうよ
きのうのことも わすれられるくらいの

あびたんだ

きおくを ぜんぶ うめつくすひかりと
かかえてあるきだすいたみを
めがくらむほど みえるもの

こうご ふらつくばかりの あしあと
はけばしたたる うたのは

いつか ぼくをみつけてくれるひと
いまはまだうたをうたうだけ
で

ほら みえないものが うつくしいんなら
まぶたをとじて にじが わきだすほうへ

ひゃくねん たって わすれても またあえば
りばながちるような おもいでを
けがれたことは なくしあったままで

あんしつに

とびこむように ながれてくひかりの
ふぃるむにさしていく かんこ(お)
めがくらむたび みえなくなるもの

ねえどうか

しょうがい ずっと あざやかなふうけいを
このめにやきつけにいこうよ
きのうのことも わすれられるくらいの

あびたんだ

きおくを ぜんぶ うめつくすひかりと
かかえてあるきだすいたみを
めがくらむほど みえるもの

めがくらむほど みえなくなるもの