『エクストリケーション』BPM120

後悔せずに居られたらなんて
朽ちた理想は
六時半に置いてきた
愚説ばかりを
突き立ててきた
騙し合い好きの生者も

切り立った
向正面に立つ者は
かの道標達だ
絡まって見えた
霧の中でも
with you with you

際立った
無表情の裏側は
喜を道連れにしていた
苛立って見えた
君の背中も
まだ終わりじゃないの

動き出した時計の針
まだ止まらない不安感と
叫ぶ君と怒る君
なら僕は僕は
どうすれば良いの

冗談交じりだけど夜空を裂いた
君の言葉が
僕の心動かした
泥濘んだ足で
夢を塞いで
まだまだこれからだって　さ
きっと誰も気付かなかっただろう
見たくなかった古くからのヌミノーゼ
頬被りでも
両手掴んで
掻き分ける様に前を見てた

広がった
青のインクが滲む頃に
真水を少し飲んで
狂って見えた
旅の仕打ちも
まだ終わりじゃなくて

流れていく無数の哀
まだ届かない羅針盤に
焦る僕戸惑う僕
なら君は君は
何を仕掛けるの

想像してたよりも遥か遠く
僕等の意思が
四畳半を染めてった
重なっていく
二つの意味も
粉々に砕け散って　さ
きっと僕等勘違いしていた
繰り返してる未来からのデジャヴを
鳥籠の外
入り組んだ道で
転ばない様に峰を見てた

無限に伸びていく
線は交わらない
ならば過ぎた事にしよう
どこまでも痕の
叱声は追ってくるの

後悔せずに居られたらなんて
朽ちた理想は
六時半に置いてきた
愚説ばかりを
突き立ててきた
騙し合い好きの生者も

きっと僕は抜け出せなかっただろう
やっと見つけた成長知らずのザグレ
後ろの声に
耳を塞いで
止まらない様に君の手を

底に触れたさよならでも
迷わないように君を見てた