君が空から落ちてきた

誰もお前のことなんか気にしていないよと
言われすぎたからもう慣れたよ
けど僕なしでも地球は廻り続けるって
考えたら寂しくなるんだ
そんな孤独を感じ泣きたくなるような日に
どうして君は空から落ちてきたの？
「君の名前を教えて」
「名前はないんだ」って
…よく分からないなぁ…

空の日々をごまかせず
僕はただ君が必要なだけだったみたい
かきくらした心の
闇に一つの逃げ口をくれたから
僕はただ枯れる

雲が覆うやけに暗い希望すら無い朝に
また君が空から落ちてきた
今を含め何度目だ 少しだけイラついた
何故なんだ？また泣けやしない
「何が目的なんだ？」
「君が一番知っているはずだよ」
なんて君が答えるから
君を拒んだのなら
世界は僕のことを見捨てるだろうか？

今にも雨が降りそうだ
感情もこれまでにないほど高ぶる
理不尽な世界に踊らされる
無様な僕を嗤ってくれ せめて

ようやく分かったよ
君は僕の涙の代わりなんだ
地球が泣いている
ならこれからは

僕が泣くよ 叫ぶよ
涙で周りが見えなくなるほど
君はいなくなるんだね
良いことか悪いことか
まだ分からないけど
今は自分に素直になって
闇をこの手でかき消すんだ
雨が止んだ
この地球は廻る