世界は広いと　幼い日　言われた言葉
分かってても　悲しい事ばかりが
目の前を通り過ぎる

ここじゃない何処か　見たこともない場所にはさ
僕の心　変えてくれる何かが
在ると信じてるんだ

大空を見上げたら　うろこ雲が見えた
僕に羽根はないけれど　空を歩きたいな

雲になりたい　雲になりたい
何処までだって翔んでゆきたい
晴れ渡る日は　姿消してさ
風と共に見守っていたい

悲しい事も受け止められる　そうなれたなら……

届かない夢と　笑われてしまう毎日
だとしてもさ　諦めたくはないよ
鷲のように飛びたくて

立ち止まる日には　思い出す　父の言葉を
「可能性は誰にも分からないさ
数は自分で付けな」

夕暮れの西の空　太陽は見えない
明日は雨になるかな　それも悪くないな

雲になりたい　雲になりたい
何処までだって翔んでゆきたい
雨が降る日は　涙流して
争いの火　消してしまいたい

夢の果てはまだ分からない　ただ歩むだけ……

丘を走り　プロペラ回し
風を受けて　浮かんでく
誰も行った事のない地へ
飛行機は翔る　まっすぐに

雲になれたら　雲になれたら
「此処にいるよ」と叫びたいんだ
晴れ渡る日も　雨の日だって
変わらず憧れは此処にある

道の果てはまだ分からない　ただ歩むだけ……