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波の国
心臓の音は遠く聞こえる雨上がり
走馬灯をひとつ思い浮かべては綴る
あの夏よ
小さな手を抱え
言い足りない言葉は聞こえず
あなたの記憶さえ
波音に溶けていく
心臓の音は青い雲影に揺れてる
幼い僕は怖くて鞄を背負う
まだあなたのその声を聞いて
何かを待ってるだけ
傾げた街頭 赤毛をなびかす
わたしを見て欲しいの
小さな手を抱え
言い足りない言葉を届けて
わたしの孤独さえ
波音に溶けていく
小さな手を拾って
吐き出しだ思いを殺して
わたしの孤独さえ
波音に溶けていく
ゆらりゆらり舞い落ちていく
それはそれはあの日の面影よ
青い青い水面のように
こぼした約束をまた
伝わるように
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