新流星/鏡音リン
「無駄だとしても祈らせて」
ーー前奏ーー
ーーAメローー
夜空が時を止めたって
朝焼けへ夢を伸ばすよ
君と走り出したあの日々が
今を凍らせるの
心が夢を捨てたって
この手は君に伸ばすんだ
静寂に心を澄ましても
今は止まらないの
ーーBメローー
けれど夜は長くって
足元すらも、見えないけれど
今は泣いたって
誰の迷惑でもないか
ーーサビーー
夜に叫んで
星を殺して
君の明日と影の
無事を祈らせて
もう一秒、澄ました空を見て
震える身体
白い息
喉を切らして
空へ祈って
星に涙が溢れた
今を歌った
あー
私に希望を歌わせて
ーーAメローー
明日が今日に負けたって
夕焼けは時を溶かすよ
君と指切りした約束を
今も憂いてるの
理解が夢を超えたって
心は望むままなんだ
ため息に埃が被っては
次の脈が打つの
ーーBメローー
けれど朝は遠くって
目の前すらも見えないだから
今は泣いたって
誰に見られることもないだけど
ーーBメローー
夢に泣くもんか
涙じゃ何も変わらないだから
顔を上げるんだ
東の空へ走り出せ
ーープチサビーー
空に向かって
星に歌って
例え無駄だとしても
夢を祈らせて
もう一度、凍てつく空を見て
変わらぬ星に
目を凝らす
君に向かって
空へ叫んだ
空の一つが崩れた
星が流れた！
ーーラスサビーー
夜に叫んで
星に歌って
君と私の夢が
届きますように
もう一度、流れた星を見て
零れた笑顔
風に乗せ
君にめがけて
明日へ向かって
星に願いを重ねて
今を歌った
あー
私にあなたを歌わせて
ーー後奏ーー
頼りない夢に
この想いを乗せて
私は走るよ
いつだって
涙を星に変えて