木枯らしが吹き荒ぶ秋末
冷たさが身に沁みる
過ぎ去りし季節さえ恋しい
最後の季節が始まる
青い空を懐かしく思う
毎日 日替わり注意報
鳴り止むことを
知らないサイレン
暗闇を切り裂き 天を焦がす
白き光に御注意!
降りそそぐ雨粒 川になり
目に映る全てを流す
刹那過ぎゆく週末
神にさえ見放され
残された限られた時間で
なにを思い描くの?
翼持たぬ者が宙を舞う
毎日 荒れ狂う空
日常なんて脆く儚くて
誰が言い出したか知らないけど
早いか遅いかそれだけ
降りそそぐ火の粉払いのけても
逃れられるわけじゃない
迫り来るのは終末
胸の内 掻き乱す
好きだとか嫌いだとか
言ってた日々は
もう戻らない
舞い踊る木の葉は
黒き雪へ変わり
降り積もる切なさ
大地を覆い隠す
雷鳴が響き渡る終末
宿命だと割り切れない
過ぎ去りし季節さえ恋しい
最後の奇跡を願うよ
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