四月朔日 / 初音ミク
白い嘘だった
桜が舞っていた
春に背を向け歩いた
式祭なんてうわの空
どうでもよかった
ぬるい炭酸水に
花びらを透過した
口をついてでた嘘だ
綿を噛むような
白い嘘だった
言えないままのさよならを
吸って飲み込んだ 肺の奥
春を穿ったお別れは
僕には眩しすぎたようだ
春を患う夜は
月が綺麗だった
最低だってわかっていた
子供騙しな 白い嘘だった
癒えないままのさよならを
四月が隠してくれたから
綿で包んで飲み込んだ
はなれ離れだ
言えないままの本当を
吸って飲み込んだ 肺の奥
春を穿ったお別れは
僕には眩しすぎたようだ
白んだ手の鳴る方へ
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