
どうか千の夜紡いで
A
黒く滲んだ空の下
火薬の匂い宙をまう
こんな湿度の夜の重さじゃ
花は滲んでぼやけてしまう
B
それでもいいの?
貴方はなんて言っただろう
隣にまだ 散らずにまだ
咲いていてくれたなら
貴方はなんて言っただろう
S
導火線に火をつけて
星を目指して駆けだして
弾けた心の音さえも
追いつけない速さで
どうか貴方のところまで
橋を繋いで導いて
気づいた心の音すらも
鳴らなくなってしまう前に
A
青く澄んだ空の下
貴方の香り包まれる
こんな温度の愛を知ったら
花は赤く染まってしまう
B
それでもいいよ?
貴方はなんて言っただろう
私がもっと 素直にもっと
咲いていられたのなら
貴方はなんて言っただろう
S
導火線に火をつけて
星を目指して駆けだして
弾けた心の音さえも
追いつけない速さで
どうか貴方のところまで
橋を繋いで導いて
気づいた心の音すらも
鳴らなくなってしまう前に
C
枯れた過去は戻らない やっとわかったんだ
内に秘めたこの種を 一瞬の空へ打ち上げよう
S
導火線に火をつけて
想いの丈を響かせて
高鳴る心の音だけは
誤魔化せない だから
どうか千の夜紡いで
放つ光を届かせて
瞬く心の熱までも
燃えつくされてしまう前に
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