ひらひら、ひらり
舞い散る紅葉
朱い海原 溺れそうで
消え逝く彼方
君の名を呼ぶ
届かぬ声と 知りながらも
絡みつく 彼の微熱
酔い醒めの風に 運ばれて
廻り来る 彼の季節
終わることもなく 繰り返して
君がゆく
夏の青い空へ
別れを告げるは 蝉時雨
今も尚
残響の中で
夢幻に漂う
ひらひら、ひらり
散りゆく紅葉
朱い海原 迷いそうで
朧気に舞う
一片の影
彷徨いながら 追い続ける
ただ一人 夢現
置き忘れられた 影法師
染み付いた 肌の傷も
癒えることもなく 悼んでゆく
この声が
枯れるほど叫べば
君の空へ届くだろうか
凛とした
君はあの日から
焼き付いた笑顔のままで
ただ其処へ
積もりゆくのならば
いっそこの世界ごと染めて
ねぇ紅葉
紅い掌で
あの人を掬い上げておくれ
ひらひら、ひらり
散りゆく紅葉
朱い海原 迷いそうで
朧気に舞う
一片の影
彷徨いながら 追いかけ
ひらひら、ひらり
舞い散る紅葉
朱い海原 溺れそうで
消え逝く彼方
君の名を呼ぶ
届かぬ声と 知りながらも
---------------------
▼読みが複雑なので、ひらがなver.
ひらひら、ひらり
まいちるくれは
あかいうなばら おぼれそうで
きえゆくかなた
きみのなをよぶ
とどかぬこえと しりながらも
からみつく かのびねつ
よいざめのかぜに はこばれて
めぐりくる かのきせつ
おわることもなく くりかえして
きみがゆく
なつのあおいそらへ
わかれをつげるは せみしぐれ
いまもなお
ざんきょうのなかで
ゆめまぼろしにただよう
ひらひら、ひらり
ちりゆくくれは
あかいうなばら まよいそうで
おぼろげにまう
ひとひらのかげ
さまよいながら おいつづける
ただひとり ゆめうつつ
おきわすれられた かげぼうし
しみついた はだのきずも
いえることもなく いたんでゆく
このこえが
かれるほどさけべば
きみのそらへとどくだろうか
りんとした
きみはあのひから
やきついたえがおのままで
ただそこへ
つもりゆくのならば
いっそこのせかいごとそめて
ねぇくれは
あかいてのひらで
あのひとをすくいあげておくれ
ひらひら、ひらり
ちりゆくくれは
あかいうなばら まよいそうで
おぼろげにまう
ひとひらのかげ
さまよいながら おいかけ
ひらひら、ひらり
まいちるくれは
あかいうなばら おぼれそうで
きえゆくかなた
きみのなをよぶ
とどかぬこえと しりながらも
00:00 / 06:20
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
circias
ご意見・ご感想
これは、和の情緒が気持ち良い曲ですね。序盤のサビの提示は、ぱっと景色が開けるようで、同時に桜が舞う情景のような華やかさがあって・・・この場合は紅葉でしょうか。とても良い感じでした。
実は、テスト板を拝聴して、完成板が聞きたくて一通り辿って参りました。ブックマークさせて頂きますね。
2009/12/08 02:24:32
PYS/ぱやP
こちらにもコメントいただきありがとうございます!
日本の秋は、風流的な意味合いに加えて、終戦後のイメージがあり、
そういった内容ができあがればな、と思って作ったのですが、あんまし和にならなかった、、、かも、しれない、、、と、おもってますはい^^;
2009/12/12 23:29:55
銀杏庵
ご意見・ご感想
PYS/ぱやPさん、こんにちは。
美しく季節を感じさせる言葉が、絶妙に散りばめられており、聞き惚れました。
DLさせて頂きました。素晴らしい曲をありがとうございます。
2008/10/30 23:50:58