(午前8時59分 40秒をお知らせします…)
(午前8時59分 50秒をお知らせします…)
(午前9時 ちょうどをお知らせします…)

文化や技術が発展し
あらゆるモノが電子化されて
日々の生活は便利になった
"完全"な世界に近づいてきた
ボクらの身近なものは全て
ミリ単位で正確になって
一瞬のズレも許さぬボクらは
きっとそんな"ズレた考え"で
ゆとりを失ってしまった
それにすら気付かないくらい

ボクら時代の転換点なんだろう
古きを進化に組み込んでいって
「未来はきっと明るい」と願って
より良い未来を掴み取りに行く

あるべき指針を失ってしまって
まだ見ぬ未来に不安を覚える
それでも閏(うる)って 報せ待つんだ
きっと針は大きく動くから

ナニカ 流行リ ソシテ 廃ル
イツカ ポケベル ミタイニ
*2*2 "３０４－７９３－１９６" ##
ソウヤッテ 時代モ 流れ 巡るまでの――
"カウントダウン" "3 2 1 (0)"

何が正しいかなんて わからない
何が間違いかも わからない
それでも ボクらは進んでくんだ
時は進んでいくんだ
それもひとつの"解"だとしたら

ボクら 何度も間違えてきた
そして それを正そうとしてきた
そうして進んでくんだ
針は進んでいくんだ
それも進化のためなのだから

正しさがいるかなんて わからない
間違う意味なんて わからないからこそ
彼らは進んでくんだ
次に進んでいくんだ
それをひとつの目的にして

少しくらいズレていこうよ
完全に不完全でいようよ
そういう隙間が大切なんだ
ゆとりが大切なんだ
一人一人の力合わせてしまえば
平和の鐘は鳴ると
奪いあう必要なんかないと
そんな解を これからもボクら
あの手この手で 探しつづけるんだ

(午前10時 ちょうどをお知らせします…)