私は白雪姫
静かな森の奥で
小人と暮らしながら
白馬の王子様を待つ
美しい王妃様が
魔法の鏡に問う
この世で自分よりも
美しいのは誰なのかと
王妃は魔女になり
毒りんごを私に
私はくずおれる
壊れた人形のように
意識が遠のく中
私は見た
魔女は笑いながら
消えてしまえばいい
この世界の
きれいなもの全て
私は深い眠りに落ちた
王子の口づけで
私は目を覚ました
この世で誰よりも
美しい娘は誰
魔法の鏡には
私よりも
美しい娘が
私は魔女になり
毒りんごを
その娘に渡す
消えてしまえばいい
この世界の
きれいなもの全て
娘は深い眠りに落ちた
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