B.B.2012
<B.B.SYSTEM IS RUNNING>
想起する彼は死角
朝も晩も筆は震え
それっきりそれっきり
憑り依かれたように
現在を疑う
提起する過去の起こり
嘗て此くてソレは在りて
それっきりそれっきり
跡形もなく
改竄められた
警報が鳴いて廻る
何処も其処も見張ってる
それっきりそれっきり
彼は諸人の
仇と定められ
狂騒が割れて響く
錆の浮いた拡声器
煽っても煽っても
止まぬ罪状を
喚き散らす
虚像はただ微笑み
思考を禁忌とし
遍く全てのモノたちへ
指をさしていった
流れ落ちてゆく
何時かの真実も
供給された幸福のため
薪として刻まれた
路上に散らばる偽典の賛美歌が
夜毎に蒸発させられる
<<検閲済>>の意味を問い
好奇の末路に101号室は誘いて
規制された想像力に自決を迫る
監理され飼い馴らされた
白痴の群れより飛び出た声は
四方を見つめる覗き箱から
電撃にて撃ち抜かれて消えた
繰り返す計算された寫血のような
微弱な犠牲がごく当然と訪れる今日に
【完全なる平和】と云う札を貼る
コメント1
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ご意見・ご感想
takaokatoshiya
ご意見・ご感想
享年16さん、こんにちは。
激しくも面白い曲ですね。 早口の歌声を、パーカッションのように使った、間奏部分の工夫も、なかなか新鮮です。 (^^♪
2011/06/05 17:45:17