ここまで生きてきた道の　その先が見えなくて
今に消えてしまう気がしたから　息を止めた
苦しくて開けた目に映る　景色に道はなくて
遠い先に人が行く　姿が見えた

思うんだ
今日、生き方を決めるとか　大層な話じゃないさ
「終わり」は確かに待ってるってこと
さあ、一度きりの人生だ　忘れてんなよ
先は長いから　後悔のないような「終わり」を！

捨てられない夢がまだ叫ぶのなら
走れ！　走れ！　走れ！
叶えたいから　消したくないから
仕舞い込んで隠してきたんだよ
変わらない夢よ　今叫ぶのなら
響け！　響け！　響け！
馬鹿にされてさ　閉じ込められたら
苦しかっただろ　ごめんな
もう僕は怖くないから
絶対僕が守るから
君の歌を　聞かせてくれないかな

初めての駅に降りるとき　足がすくむかのような
震える体の行方は　未確定のようだ
目の前　見知らぬ背中を見失わないように
追いかけて　ここまで来た
とんだ奇跡だな

思うんだ
もし、君が君じゃなくてさ
もし、君がそこに居なければ
違う未来　僕は立っていたんだろう
そう考えることだって怖くて仕方ないや
君がいない世界　二度目をやるのは御免だ！

捨てたくない「今」がそこにあるのなら
走れ！走れ！走れ！
いつか転んでさ　傷が痛むなら
語り合って夜を明かそう　また
かえのない日々よまだ続くのなら
光れ！　光れ！　光れ！
明日に迷っても見つけられるような
翳りない　そんな光を
永遠などないとしても
分かれた道の先で
君の歌が　聞こえたらいいな

自分は自分だって　今更気づいた
行き先は自由だって　今更気づいた
そして今　ついに駆け出す
そんな僕らを　人はこう呼ぶ
"Mr. Late-Start"

捨てられない夢がまだ叫ぶから
最後まで走れ！　走れ！
叶えたいから　消したくないから
転んだって忘れたくないんだよ
変わらない夢を今歌うから
どこまでも響け！　届け！
次の予定地はまだ見えないな
行けるとこまで行くだけだ
そうやって辿り着く先で
君が立ち止まったら
僕の歌が　聞こえたらいいな

いや、届けるんだ！