「Gピアニスト用 SDカードの作り方」

2007年セガトイズから販売されているミニチュアピアノの
グランドピアニスト 本体は本物の自動演奏ピアノと同じ構造と
なっていて鍵盤の下に電極があり 通常はオフ状態で電気を通すと
マグネットがオンになる仕組みです。
物凄く小さい鍵盤ですが弾いて音を鳴らすことができます。
(音は本体のスピーカーから出るので 鍵盤の消耗を少なくする
ために音を聞くだけなら鍵盤はオフにしておくのを推奨します。)
本体内蔵の100曲はバイオリニストの葉加瀬太郎氏の選曲と
なっています。
SDスロットがありオプションで曲が入ったSDカードが
発売されているのですが 残念なことに現在廃盤となっています。 
これをネットなどで中古品を買おうとすると プレミアがついて
高い金額を吹っ掛けられます。
ですが 幸いなことにこれを自分で作ることができます。
まずFATでフォーマットしたSDカードを用意します。
階層は認識しないのでファイルホルダーの下の階層の中は
読めません。ベタに1段のみです。 
そもそもグランドピアニストのファイル形式は
完全なMIDIなのでネットでDLしたクラシックなどの曲の
拡張子を mid → fem に書き換えるだけで動作します。
ファイル名は、半角数字2桁(曲順)+半角スペース3文字+
曲名(日本語表示可)+拡張子「.fem」です。
ただし着メロと同じフォーマット0タイプで1chしかありません。
ですから作曲ソフトで重なる不要な音を取り除き単音メロディに
する必要があります。
それからテンポの速い曲やノートの連続音は物理的に鍵盤が
動かないので ノートの調整をする必要があります。
オケやギターなどの違う楽器の譜面から ピアノに変更を
する場合注意する必要があります。 
作成した曲の拡張子をmidのままで変えないのであれば 
携帯の着メロとしてでも利用可能です。
単純なMIDIなので2GのSDカードなら1枚に数百曲は
楽に入るでしょう。
(注・MIDIではありますが著作権のある曲の使用には
十分ご注意ください。)

femとmidとの違いまとめ
〇 通常、同じ音階で、OFF/ONが連続すると、物理的に鍵盤は
動かないため不自然な動きになるが、ノートを移動し
オフのタイミングを前後にずらす事で、鍵盤が動くようになります。
〇 多数のチャンネルの、同一ノート情報を1チャンネルに
まとめる際、ボリュームや定位の情報、 同時オンの数を加味して
ベロシティーの値を同じにします。
〇 機械保護の為、指定時間以上鍵盤のONが継続すると鍵盤が
動かないので 演奏に不要な情報を消去します。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Gピアニスト用SDカードの作り方

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投稿日:2018/11/14 09:34:51

文字数:1,121文字

カテゴリ:その他

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