思い出話に意味なんてなくたっていい
君と夜を明かせるなら
公園通りに照らされた横顔なんて　なにひとつ綺麗じゃないんだ

実際夜は一瞬で　そこに夢を見てて
睫毛に跳ねた光　いたい
君の恋した顔が忘れらんないな
尚　眩しく揺れる渋谷跡地


いつか消えるもの　これやこの
街を瀬に　でも君と行く
何にも照らされたくなくて　この部屋まで来た
事はまだ裾のあたり

単純な言葉でも恋や涙になる
君が教えてくれたことさ
うまく言えない　だけどそのほうがいいよ
その隙間に君を埋めておける



センター街　眠らない街の明かり
白む光　君の傷み　触れてみたい
あるように見せかけても　ないように見せかけても
ふたり同じ夢は見られない

細い道を縫って帰るから
誰もいない　そう誰もいない
脆い機微を解く指先　置いていくよ　自分のために


実際夜は一瞬で
そこに夢を見てて
強く願うほどに加速してく
君がいいとか　ホラね　瞳　落ちて綴ず
只　眩しく揺れる渋谷跡地

夜は一瞬で
そこに夢を見てて
睫毛に跳ねた光　いたい
君の恋した顔が忘れらんないな
尚　眩しく揺れる渋谷跡地