花

花

君はロボット
優しいロボット
恐るべき力を秘めた
だけど優しいロボット

「日々はぶわっと弾けるよりも、そっと近くにある大切な何かを守れたらいい」
って

教えてくれた君はロボット
もっと教えてよ僕に色んな大切なこと

心の在りかが何処かなんて
鉄か柔らかい皮かなんて
さして問題ではないでしょう？
つまり君は僕にとってたった一人かけがえのない存在だって
ねえ　ちゃんとわかっててよ

僕のあだ名はロボット
感情に欠落があって
それは大事な大事な愛で
だけど君は言う
「あなたは優しい人です」と
ごめんね　ありがとう

君の恐るべき力に怖い人達が目をつけた
逃げよう　逃げよう　ここから
君となら僕は何処へでも行くよ
なのに　どうして？

僕一人置いて去るなんて
「私は所詮ロボットだ」って
そんなの理由にはならないよ？
「つまり君は僕にとってたった一人かけがえの無い存在だ」って
置き手紙の上に　花　花

サビテク
フルボケテユク
キシンデ
ユレテ
ユレテ
サビテク
フルボケテユク
アァ

いつか君が暴走したとして
優しい心まで壊れたって
いつまでだって側にいるのに
僕の心の欠けた部分に優しい花を咲かせたのは
君なのに

心の在りかが何処かなんて
鉄か柔らかい皮かなんて
さして問題ではないでしょう？
つまり君は僕にとってたった一人かけがえの無い存在だって
ねえ　ちゃんとわかっててよ
忘れないでよ