無題

君に良く似た背中見つけて
引き返す　逃げるように
「もう会うことなんて無いよ」と
強がってたあの日

勝手な愛が君を傷付け
いつだって涙の跡
後悔ばかりでなにひとつ
出来ない僕のまま

何も求めない君だから
甘えてばかりの自分を
変えもせず背中を向けてた
あの時は

さよなら告げる君の眼差し
自分が許せなかった
すべてを君に謝りたくて
もしも再び時間を戻し
出会えた頃の二人でもう一度
歩き出せたなら

消えかけていた君のしぐさを
少しずつ思い出して
胸の奥にしまい込んでた
二人の景色探し

ひとつひとつがとても大事な
生きていくための光
気付くのはあまりに遅くて
溜息しかなくて

どんなに考え込んでも
答えはひとつしかないさ
幕は下りているんだ
二度とは上がらない

さよなら告げた君が出て行く
止める術も無いままで
小さくなってく後姿
すべてが消えて僕は閉じてく
どうして僕はいつでも気付かない
冷めてく心に

過ちを繰り返さない
それが今の僕に出来る
ただひとつの償い　許してもらえるでしょうか

涙の思い出に

さよなら告げる君の眼差し
自分が許せなかった
すべてを君に謝りたくて
もしも再び時間を戻し
出会えた頃の二人でもう一度
歩き出せたなら