『夢』と大きく書かれたアルバムを開いて見てみた

そしたら何故か、涙がこぼれそうになっていたんだ


僕はあのころどんな夢を見ていたんだろう

僕はあのころからどれだけ変われたんだろう

僕はどうしてあのころ笑っていたんだろう


いつも僕は一人で

誰かと一緒にいても何故か一人で

誰も僕のことなんか見ていないしわかってもいなかった


大人になって気付いた事がたくさんあるんだ

僕がいつも 今でも一人ぼっちな理由を


どうしてだろう

あんなに楽しかった筈の少年時代が

今ではとても色あせて

空っぽに感じるのは


どうしてだろう

僕はずっと今もまだバカで

自分の心は

まるで水の様に溜まってはこぼれ落ちて

誰からも掬ってもらえる事も出来ず




僕が悲しい時

誰かが側にいてくれることもなくて

僕は未だひとりぼっち


こんなに人で溢れているセカイなのに

僕の側には誰もいなくて

僕は凍った顔で涙を流しているんだ


あのころの僕

見ているかい?

今の君はまだひとりぼっち

誰にも気付かれずに涙を流しているよ


あのころの僕

気付いたかな?

君はずっとひとりだったんだ

自分でもわからないまま笑っていたんだと


いつかの君

どうしてるかな?

君はまだひとりぼっちかい?

もし笑えているのなら

そのまま見ていてね

僕もいつか

『夢』を探しに行くから

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『夢』

小学校の頃の卒業アルバム見て。

閲覧数:58

投稿日:2010/11/16 02:20:21

文字数:606文字

カテゴリ:その他

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