豪華絢爛大きなお城 豪華絢爛私のお家
私はこの国のお姫様 厳格なお父様に穏やかなお母様
私はこの国のお姫様 召使は双子の執事とメイドの二人
私はこの国のお姫様 私を守る騎士様は紅い鎧の女騎士
私はこの国のお姫様 青い髪をしたお兄様は私に優しい

平和なある日 平和な時間 私は双子の召使と戯れる
平和なある日 平和な時間 私は女騎士の稽古を見学
平和なある日 平和な時間 私はお母様と歌のお稽古
平和なある日 平和な時間 お父様と歴史のお勉強会
平和なある日 平和な時間 だけどずっと続くとは限らない

平和なある日 青い髪をした第一王子が攫われた
攫ったのは近隣国でも有名な武力大国のお姫様 お兄様を婿にするといって攫っていった
お兄様を差し出さないと この国を滅ぼすと言ってきた
相手は武力大国 此方は美術大国 音楽絵画彫刻が発展した美術大国
武力大国相手に勝てる筈が無い
けれどお兄様は差し出せない
ならばいったい如何すれば?

お父様は悩まれた お母様は悲しまれた 私は思いついた
ボロボロに擦り切れた旅装束を纏い ハープを片手に持っていこう
女騎士と双子の召使を引き連れていざ大国へ

騎士様は旅の剣士を装って 双子は地元の子供になりきって
私は旅する吟遊詩人
騎士様酒場で噂を流す 双子は子供に噂を広める
私は広場でハープを片手に爪弾きながら噂を謳い聞かせる
お姫様が攫ってきたのは魔物の国の王子だと
民は半信半疑 だから私はさらに謳い聞かせる
冷たい氷のような青い髪は 氷の魔物の血をひくからだ
人を惑わす歌声は水の魔物 セイレーンの血をひくからだ
そうして私は最後にこう謳った

この国の姫様は魔物の王子に恋をしたのだ!

城下は混乱の嵐 要塞の城に民が押しかけ ことの真偽を問いただす
しかも姫様 王と王妃に内緒で攫ったから さあ大変!
魔物の手引きをした魔女として 薄暗い牢屋に閉じ込められた
混乱の好きに女騎士 要塞の城に忍び込み 見事王子を助け出す
双子の召使は帰りの馬車の用意をしにいき 私は小さく歌を歌った
可哀想なお姫様 魔物に恋をしたせいで すっぱり首を刎ねられた♪

平和なある日 平和な時間 私は双子の召使と戯れる
平和なある日 平和な時間 私は女騎士の稽古を見学
平和なある日 平和な時間 お母様と一緒に歌の稽古
平和なある日 平和な時間 お父様と歴史のお勉強会
平和なある日 平和な時間 お兄様と共に歌を歌った
平和なある日 平和な時間 ズットズット続いたよ!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

お姫様と平和な時間

一応歌を歌ってるのはミクの設定です
毒はあるのか…な?
とりあえず兄さんがお姫様ポジションの話が書きたかったんです
後悔はして無い。
だれか歌わせてくれたらうれしいです

閲覧数:68

投稿日:2008/05/12 17:36:09

文字数:1,050文字

カテゴリ:その他

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