【鏡音リン】風車【オリジナル曲】

何も無い平坦な道をただ歩いているだけの人生に意味はあるのだろうか。


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目の前に立ちはだかった　その壁は高く厚く
回り道さえ何もなく　ただ途方に暮れている

ただ一人で求め合った　あの日々は暗く寒く
誰かを求めて歩いた　日々も無駄に終わる

繰り返す自問自答を　「未来は明るいか？」
全ての努力も空しく　ここで倒れるのか？

道はどこにも見当たらない　通ったのは一本道

動こうともしない　一つの風車
追い風も向かい風も　少しも吹いてはいない
独りで泣いている　私のためになど
誰も人さえも風でさえも　慰めてはくれない

孤独な旅路は　心を蝕んだ
これまでの一本道に　旅人はいなかった
問おうともせずに　無意識に進んだ
何も目的も志すらも　持たず歩いていた


易い場所をただ歩いて　単調だと呟いて
他人の歩む道にさえも　興味すら持たずして　

道を外れるだけの勇気など　最初から無かった

分かれ道求め　探しさまようだけで
見つかるものなど　一つもありはしない
道無き道の中　傷つきながら進む
誰もがした事に気づいたのは　今更になってだった


くるくる回りだす　一つの風車
過去現在（いま）未来　時の流れに乗ってゆく

強い追い風に乗り　回っている風車
先の見えない道を　かきわけながら進む
そこに誰もおらずとも　自分のみを信じて
吹く風に之見よがしと　独り進んでゆく