
「 Realize 」
【A1】
この声が聞こえないのは
貴方が聞こえないフリをしたから
初めての言葉も忘れて
触れ合う指先を無理に剥がし
「始まりが終りだった」と
貴方のその声に溺れそうで
虚ろな瞳で答えてた
真実(コタエ)を忘れた意味のない私
【B1】
理解のない言葉の集まりと
指差し笑う誰かが言う
【S1】
空想に抱かれた中で
耳を塞いでみようか、と
「いつから愛したのだろう」
覚えたての言葉のように言う
当たり前の嘘をついた
それは自信の為だけで
つまらない言葉に溺れ
眠りについた それも嘘で
【A2】
私は私を見せなくて
「誰かが決めた愛はつまらない」と
欲しい言葉だけで埋めた
そしてあの虚しさだけが残る
【B2】
どこかを見ていたその素直な目が
なぜだかとても怖いから
【S2】
拒絶と愛が巡る中
忘れたのなら構わない
寂れた世界の貴方は
もう一度と挑み続けていた
この路頭で迷う君は
微かな愛を探してた
あの言葉を見失った
この体を 引き寄せて
【B3】
貴方と二人でいるだけのことなら
もう泣かないでいいのに
いつからか少なくなる口数に
愛を重ねた私は
【S3】
空想に抱かれた中で
繰り返した声が響く
「いつから愛したのだろう」
覚えのない嘘を並べ
拒絶と愛が巡る中?
嘘つきの貴方は笑う
貴方の口づけを"愛"と名付けた
唄のない踊りにあわせ
囁く
【S4】
全て終わるその瞬間(とき)に
貴方の背に傷跡を
「この愛が貴方の永久へ」
忘れられないよう
狂う叫声(コエ)に熱持つ愛(コエ)
いつもどこか苦しげで
貴方の声が聞こえても
さよならするの 永遠に
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