赤い月灯りに照らされた影
事が済んだ跡に聞こえるは醜い慟哭
返り血を浴びた姿はまるで振袖
雫を滴らせてまた一人灯火が消える
処女の証はとうに捨て
暗い世界(みち)を歩く私に 光なんて似合わない
緋く濡れた腕をいくら洗っても
亡者の嘆きが消える事はない
いつか浄化される日を待侘びながら
今夜も振るうは死神の鎌
偽りの微笑みに溢れた顔に
血の涙を流して みんな殺し尽くして
十字架に跪いて懺悔を繰り返しても
過去の過ちが消える事はない
私の棺桶で眠ってしまった
君ももう赦してはくれないよね
緋く濡れた腕をいくら洗っても
亡者の嘆きが消える事はない
いつか浄化される日を待侘びながら
今夜も振るうは死神の鎌
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