【IA】青いひまわり【オリジナル】

イリヤ

ひとりぼっちが世界に何人いるんだろう
ひとりぼっち同士がつながれば楽なのに

夏空　汗ばんでるから　手はつなげないよ
秋が来て寒くなったら　僕からつなぐよ

どれだけの　願いや　愛を絞り出しても
君の青い瞳から　流れる血を止められないよ
教室のベランダで　朝顔はつゆをはじく
君の白い髪汗をはじく　僕は夏を見る

ひまわりがお辞儀する頃　夏が終わるねと
海もいかず山もいかずに　ずっとベランダにいたね
夕焼けに目を細めて　君は言葉を漏らす
「今日は特別に夜空を　ここであなたと見たいな」って。

どれだけの　願いや　愛を絞り出しても
君と最期に見た　星空の価値を超えられない
教室のベランダは　僕らを載せて旅立つ
二度と戻らない二度と　星は君に輝かない

君が光を失って　秋が訪れ
寒くなったから　僕から手をつないだ

どれだけの　願いや　愛を絞り出しても
君の青い瞳に　光を届けられないの
教室のベランダで　二人季節をめぐる
君は４つの感覚　僕は５つで夏を見る