楽園の女 / オフボーカル

歌詞



　希う、優美な恍惚
　むせ返る紅い匂い
　薔薇の花弁が散るように
　愛らしい顔を包み込む





　痩さしい程饗応して
　願ってもない愛を捧ぐ
　丁重に指先遊ばせて
　無邪気な笑顔、恣


　華麗で、淑やかに
　人形も着飾って
　太陽を知らない城の中
　一緒に踊りましょう


　あなただけに楽園を
　私のすべてをあげましょう
　まあ、素直な可愛い子
　お互いの心が融け合うまで
　






　正しい愛は零れ落ち
　狂った言葉囁き笑う
　単調な呼吸は飽きたのよ
　冷たい体、思うまま


　愚かな彼らは心臓を抉られ
　傀儡となり心を満たす
　最後のその瞬間のみならず
　骸となれど愛するから



　あなただけの楽園は
　血液に染まり穢れてく
　ほらその目でよく見て
　惨憺たる宴は夜明けまで



　私を信じた彼ら
　私の手により朽ちてゆく
　私が愛した彼ら
　それは偽りでは決してない


　私だけの楽園だ
　私のすべてがここにある
　誰にも邪魔はさせない
　美しいものだけを飾っていよう



　乞い願う、狂気の恍惚
　むせ返る血の臭い
　薔薇の花弁は散り果てて
　素晴らしい色に染め上げた