SNOW MIKU 2023 〜空色の陰陽師〜

テーマが空模様ということで1つの天気にとらわれず、様々な空の色や天候をモチーフにしました。また、空が移り変わる様のように、動くことによって違った一面が見られるデザインにしました。

以下に3面図内に載せきれなかった情報を記載しています。

ベースはその昔、天文を占ったとされる陰陽師で平安時代の衣装・狩衣を着ています。灰色の下袴は冬の雪を湛えた曇天のイメージです。
アイテムもてるてる坊主のようにリボンを巻いた式神になっています。和傘は積雪が映えるように朱色の無地にしました。

各所に散りばめた要素として、天気予報スカート、古代ローマのトーガ、織姫と彦星、日の出、空模様アクセサリーなどがあります。

天気予報スカートは模様が等圧線になっています。その曲線のため、袴ではなくスカートですが、曲線の模様をつけることで指貫（袴の裾を紐で縛ること）のように見せています。白いところのジグザグした裾は天気予報で使われる前線のマークを表現しています。

古代ローマのトーガをイメージした羽織は古代ローマで盛んだった天文学＆陰陽師との昔のもの繋がりで取り入れました。

織姫と彦星は冬っぽくはないですが、天気に左右される恋人というお話が素敵なので少しずつ取り入れています。

日の出は靴下に、晴れと雨はトーガをまとめるブローチに表しています。ユキネは彦星設定なので晴れの宝石のみのおひさまブローチ（陰陽五行説では男性が陽とされている）を狩衣のとんぼにつけています。

ミクの狩衣の裾にはつむじ風と雪の結晶のプリント、ユキネの裾には雪の結晶のプリントがあります。