
降参
人形よろしく両手をあげた
何一つ読めない顔でお前は笑っていた
さ、閑話休題
遥か昔だが
あの日から遅効の毒が背骨を蝕んでいる
そんな事してどうするってんだ
笑えねぇ本当に
歳を取って気付いたことは
今立つ地がその墓なんだと
油断も隙も無い
正しく狂ったその存在に
魅せられちゃって射貫かれちゃってさ
贅沢な思い煩った
気付けばもう手遅れだった
幸せの足元に在る奈落へ
目を開ける辛さが襲った
背けない不甲斐さ呪った
最初から結末は
今更どんな顔すりゃ良いか
わかんねぇ本当に
時が経って思ったことは
求めた形の希望じゃないんだと
ほらまた始まる
愛おしく悲惨ないつも通りに
中てられちゃって気が抜けちゃってさ
軽薄な思いだと知った
誰彼が飾り立てていた
嫌われたくないのに違えてばっか
取り敢えず口を噤んだ
相容れないこの身を恨んだ
それで済むはずだった
あーあ!
名前は無かった
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