向かい風が吹きすさぶのは
  僕に「生きろ」と叫んでいるから
  目の前に進む道が無いのは
  未来を拓けと呼んでいるから

  僕らは未来に向かって生きる旅人
  歩きながら君への詩(うた)を唄ってる

  もし歩きつかれて挫折しそうになったとしても
  明日 空が青く晴れていたとしたら
  明日 君に僕の声が届いたとしたら
  明日 今日より少しは前へと進めたとしたら

  未来に向かって歩けていたとしたら
  僕のやってきた事はムダじゃないんだって思えるから
  また少しづつ、僕は歩くよ。


  果ての無い旅を続けながら
  涙を枯らした日があったけど
  人を疑うことに疲れて
  自分を亡くした僕がいたけど
  そうして紡いだ物語の先に
  答えはきっと待っている気がする
 

  もし不安になって昨日進んできた道を疑っても
  少し立ち止まって出会いの軌跡を思い出せば
  そっと足元に咲く花に目を向ければ
  こうして 此処まで歩けた自分を褒められるのなら
  
  諦めず歩いた自分に胸を張れるなら
  僕の僕自身しか描けないって分かるから
  また永い旅を、僕は綴るよ。

  
  風にちぎれた僕の唄(ことば)も
  降り止まぬ雨が無いように いつかは君に届くだろう


  もし幾多の別れに自分の夢を消されそうになっても
  きっと 別れの数だけ人は強くなれるから
  きっと 今までやって来たことは間違いじゃないから
  きっと この旅こそが君に未来に続く道だから

  また出会いの歌を、僕は唄うよ。


  未来へ宛てた詩(ウタ)を。

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未来へ贈る詩(ウタ)

ずいぶん前に書いた詞です。

閲覧数:85

投稿日:2008/03/20 19:38:24

文字数:689文字

カテゴリ:その他

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